外壁塗装の「艶あり」「艶なし」って?違いを徹底解説!
こんにちは!
埼玉県川越市に拠点がある合同会社ビサイホームでは、外壁塗装や屋根塗装など、塗装工事をメインに仕事を行っています。
外壁塗装をするとき一通り色が決定すると「艶はどうしますか?」と必ず業者から聞かれます。
「艶ってなに?」「メリットデメリットはあるの?」「おススメは?」
といった疑問を持つ方もたくさんいらっしゃいますよね。
今回は、お客様が気になるポイントを写真ともにお伝えします!
塗料の艶とは?
外壁塗装での艶とは、塗料の光沢のことです!
極端ですが、身近な例で言うと紙粘土の工作の色付けを考えてみてください。
その絵の具が渇くとサラッとしたマットな状態になります。
その質感が艶なしです。
一方その上からニスなどでコーティングするとつるつる光沢が出ます。
その質感が艶ありです。
※例えとしてニスをあげましたが、外壁塗装の塗料はもともと艶が含まれている状態のものに艶消し材を入れて艶を抑えるため、実際にはニスなどのコーティング剤は塗っていません。
艶の種類
上記でお伝えしたように、基本的にはメーカーで艶のあるものに艶消し材を入れながら加減を調整しています。
そのため、艶があるか・ないかの極端な選択だけでなく、中間を選ぶこともできます。
- 艶あり
- 7分艶
- 5分艶(半艶)
- 3分艶
- 艶なし(マット)
といったように細かく分けると5つの種類から艶加減を選ぶことができます。
しかし、この艶加減は全ての塗料に適用しているわけではなく、塗料の種類によっては、艶あり・3分艶・艶なしから選択など、選べる加減が異なります。
また、色選びと同様に小さな見本だけでは想像がしにくく、思っていた仕上がりと違ったということも起こりうるので、必ずA4サイズの見本板を手配してもらいましょう!
後悔しない!外壁塗装の色選びの6つのポイント!についての記事を読みたい方はこちらから
晴れの日と曇りの日では艶加減が違って見えます。
天気や時間を変えて外で見てみることをおススメします。
艶ありのメリットとデメリット
では、艶があることでどんなメリット・デメリットがあるのかお伝えしていきます。
艶ありのメリット
- 汚れが着きにくい
外壁塗装をしても時間が経つにつれてどうしても埃や苔などの付着は防げません。
ですが、艶があるとツルツルしているため、汚れが流れて付着しにくくなります。
そのため、きれいな状態を維持することができます。
- 外壁へのダメージを抑えられる
艶がある塗料を塗ることで、外壁の保護にも繋がり、外壁(サイディング等の外壁材)へのダメージを抑えることができます。
外壁塗装の塗料には種類によってそれぞれ塗り替えの目安にもなっている耐久年数というものがあります。
ダメージを抑えることで、その耐久年数を維持することができます。
艶ありのデメリット
- 光沢が出るので、塗りたて感がある
他のお家と比べると光沢がある分、塗りたて感が際立つことがあります。
日当たりがすごく良いお家だと、なお目立つことがあります。
艶なしのメリットとデメリット
次に艶がない場合のメリットとデメリットについてもお伝えします。
艶なしのメリット
- スタイリッシュなデザイン
近年ではおしゃれな外観のお家が増えています。
艶がないことでマットな仕上がりになり、よりスタイリッシュなお家になります。
- 色が合わせやすい
艶があると光沢がある分少し明るく見えますが、マットな仕上がりになると艶ありと比べて色の組み合わせがしやすく、アクセントにもなります。
- 個性を出せる
艶があるお家が大半ですので、主に建売の場合など、似たデザインのお家が並んでいる場合は個性を出すことができます。
艶なしのデメリット
- 汚れが目立ちやすい
ツルツルした艶がない分、埃などの汚れが流れ落ちず、艶ありと比べて汚れがつきやすく、目立ちやすいです。
- 耐久年数が落ちる
基本的には艶なしの場合、どうしても耐久年数が少し落ちてしまいます。
中には艶ありと同等の耐久年数を打ち出しているものもありますが、他の塗料と比べて少し金額が上がることがあります。
迷った時のアドバイス
それぞれメリット・デメリットについてお伝えしましたが、艶加減に悩んだり、あまりこだわりがないようであれば、艶があればある方が良いです!
艶なしの場合はどちらかというと美観メインのメリットが多いですが、艶ありの場合は美観よりも外壁塗装を維持するメリットが多いからです。
最初のうちは光沢が少し気になる方もいらっしゃいます。
ですが、今のお家の状況と同じように、経年劣化とともに今回の外壁塗装の前の状態に戻っていきます。
もしも迷った場合は、こういった点を選択の基準として取り入れるとスムーズに決められることもあります!
まとめ
外壁塗装の色決めには色の選択だけでなく、艶加減の選択も必要となります。
艶とは主に光沢があるかないかの差です。
艶加減によって外観の印象も大きく変わってきます。
もしも迷った時は、汚れのつきにくさや耐久年数を選択基準として取り入れると決めやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください!